成長と共にコンセプトが変わり続けるお店。
『jollity COFFEE』

ジョリティコーヒー

人に触れ、新しい価値を生むカフェ

 jollity COFFEEの店主は、海外に 10 年住んでいたそう。その経験を踏まえ、『世界』・『サポートローカル』・『スペシャルティコーヒー』を軸に関わるものを自分達の解釈に変えて発信しているようだ。
 選べる商材を増やすこと、大人の生き方の提案をこのお店で発信していこうと思った店主さん。きっかけは日本へ帰ってきた時、みんな同じ感じで生き方が少なく、今の若い人たちは大人に憧れを持っていないなと思ったこと。こうと決めないでお店の世界観もいい意味で余白を残し、逃げ道を作ることで他の選択肢も増やせるようなお店創りをしていきたいのだという。この世界観はお店に行ってみると感じられるはず。「日本はグローバル化になっていき、それは止められない。だったらもうその環境に慣れて色々なものに触れてしまった方が新しい価値観に出会える。そしてこれが、新しい商材になる」と話してくれた。


 このお店では「ENGLISH MEET UP」というイベントが行われている。子どもがまだ大人に憧れていないということへの一つの策で、英語を話す、触れることによって新しい世界を見られるきっかけを作りたい想いで開いているイベントなのだ。ただ珈琲やお菓子を提供するのではなく生き方を見せる、新しい出会いを提供する場でありたいと思っている店主さん。実際にこのカフェはすぐに誰かと繋がる事ができると感じた。店主さんが好きな言葉、「Coffee connects people — 珈琲は人を繋げる — 」ここで出会ったお客様が各々で新しいことを生み出したり、交流が気軽にできる。既存の世の中のカフェのやり方ではない、店主さんのやり方でカフェを運営することが、ありのままでいいことを証明しているのだ。
 「 jollity COFFEEはバリスタとお客様との距離を近付ける場所でもあり、バリスタのことを知ってほしい想いもある。こういう想いがどんどん出てきて僕達も成長しながらやっているから考え方もどんどん変わり、このカフェの在り方も変わっていくと思う。」という店主さん。きっとこのカフェに通う度に、新しい景色、価値観に触れられることだろう。

人を結ぶ、珈琲とお菓子

 オススメのスペシャルティコーヒーは、トレーサビリティの豆で、誰が作ったかなど生成方法が分かる。この珈琲豆は世界に5%しか流通しておらず、農家が虫喰い豆や、カビが生えた豆を取り除いてくれる高品質な豆だそう。そして人気のフラットホワイト。あまり聞いたことがない名前だったので、店主にどういう飲み物なのかと尋ねてみると、「150ml~180mlのカップにダブルエスプレッソと薄くスチームされた牛乳(泡の幅 0.5cm~0.8cmくらい)を混ぜて作られる珈琲」だと教えてくれた。  最近ではシングルエスプレッソにし、牛乳とのバランスを考え砂糖いらずの甘い珈琲を出すお店も増えており、jollity COFFEEもそうしているようだ。オーストラリアやニュージーランドで一番飲まれており、飲みやすい珈琲になっている。
 お菓子は店主のロンドン時代からの友人で、京都のベーカリーカフェ「Camphora」のオーナー監修のレシピで作られている。バスクチーズケーキは、中がとろりとして、甘さが程よくとても食べやすい絶品のチーズケーキだった。

清水のひとりごと-soliloquy-

店主さんの挑戦。

jollity COFFEEが扱っている食器はサポートローカルの1つで、地元の萬古焼を扱う4TH-MARKETを使用。その一環として4TH-MARKETと一緒にアップサイクルをしようと思っているそうです。
まだ使えるのに廃棄される現状を、店主さんの力を入れてどうにかしたいと、廃棄と判断されてしまう食器にデザインをのせ、新しくまた日の目を浴びさせようとしている最中です。

お店のロゴ。

「カフェはみんなで成り立っているからお店のロゴはみんなで作ろう」と店主さん。スタッフみんなでjollityと書いて、デザイナーさんが一文字ずつ組み合わせデザインされたそうです!!

INFORMATION

jollityCOFFEE

三重県四日市市ときわ5丁目3-25
OPEN / 10:00-17:00
CLOSE / 火・水

instagram : https://www.instagram.com/jollity_coffee/

※お店の情報が変更になる場合がございます。詳しくはHPや、SNSでご確認ください。