三重県で活動する社会人スポーツクラブをJoinfomagがご紹介。新入社員 林が独断と偏見で
チームの良さを好き勝手に描く。

林 優希(はやし ゆうき)

株式会社ATIS新入社員

自身はスポーツ企画第1弾で取り上げた、バドミントンクラブチームへ所属している。「世界観が独特」と、よく言われるが本人はそうでもないと思っている。おちゃらけることが趣味のよう。人に笑ってもらえることが生きがいである。

File.02 バスケットボール / IEP

IEPとは、
四日市市で活動する社会人バスケットボールクラブチーム。2020年に発足し、現在総勢12名。普段から試合に出場している人数は7〜8名ほど。クラブの代表(兼島 翔太)が社会人になり、中学・高校の同級生とまたバスケットボールをしたいと、同級生や自身が務める会社の同僚に声をかけ、チームを立ち上げる。「IEP」の名前はチームを立ち上げるきっかけとなった代表の勤める会社「石原エンジニアリングパートナーズ株式会社」を略したもの。

試合中、チームメイトのミスがあったとしても笑いに変える非常にハートフルなチームである。しかし、監督からはきちんと叱責されるという。練習は試合形式で行うことが多い。フリースローが苦手な選手ばかりなため、怒られないようシュート練習の時は真面目にシュートを打っているようである。普段から他愛もない会話の中でチームメイト同士がふざけあっているため、まとめ役である代表や監督は骨が折れる思いである。仕事の関係上、全員が集合して一緒に練習をする機会は少ないが、常にバスケットボールの楽しさだけは忘れない。2023年の目標は「棄権しないこと」。2024年もそのまま、楽しくコートを走り回ってほしい。

BASKETBALL RULE

バスケットボールはそれぞれ5人ずつのプレーヤーからなる2チームによってプレーされる。各チームキャプテンを含む12人以内のメンバーで構成する。それぞれのチームの目的は相手の「バスケットに得点すること」および、「相手チームが得点することを妨げること」である。ボールを手で扱わなければならず、どの方向へでもパス、タップ、転がす、ドリブルしたりすることができる。ゲームは各10分間の4クォーター。第2クウォーターと第3クウォーターの間には15分から20分間のインターバルが設けられる。バスケットボールでは全員がコート内を自由に移動できるが、選手の特性を表すものとしてポジションが振り分けられており、PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)がある。ゲームの勝敗は、競技時間が終了した時点で得点の多いチームを勝ちとする。

兼島 翔太(かねしま しょうた)25歳。
三重県立菰野高等学校出身。F(フォワード)。中学1年生からバスケットボールを始める。建設業(現場監督)。工事の日程調整、進行などを自らが決定し監督している。サボり時間もしっかりと調整、進行する。

IEPの代表を務める。社会人になってからも、高校の同級生とバスケットボールをしたいとチームを発足させるほどバスケ愛に溢れる。
ゴール下からのシュートはおてのもの。ハーフコートからのシュートが一番得意で、その様はステフィン・カリーのようである(ワーデル・ステフィン・カリー2世。カリフォルニアに本拠を置く全米プロバスケットボールチーム「ゴールデンステート・ウォリアーズ」に所属する選手)。隙があれば攻め、シュートを打っていくシュートマシン。ドリブルのスピードが速く、ディフェンスが攻めてきても避けてシュート。無謀にもめちゃくちゃに頑張る。しかし、ドリブルは苦手なのだそう。とにかく突っ込んでいく猪突猛進男。完璧に相手を止めるパーフェクトディフェンスが強み。調子が悪いときは見ていられないほどへっぽこ。監督の機嫌が悪い時のダッシュ練習は嫌い。練習時間を設けることが難しいが、「みんな、練習頑張ろう。」とチームの代表らしいことを日頃から思っているらしい。

兼島 大地(かねしま たいち) 25歳。
三重県立菰野高等学校出身。PF,SF(パワーフォワード・スモールフォワード)。中学1年生からバスケットボールを始める。配送業。たくさんの人と出会えることが仕事の楽しみ。

2023年度チーム盛り上げ選手権日本大会個人の部第3位と自称するムードメーカー。ディフェンスがいてもお構いなしに突っ込んでわんぱくする。しかし、緩急の使い分けをするのは得意。入るか入らないかはさておき、スリーポイントシュートを自信満々に打っていく。打ったシュートが全て入る日はチョー気持ちいい。「日本のバスケットボールの練習は走りすぎだと思う。もっと実践練習や個人スキルを磨くことに時間をかけたほうが良い」と、走り込む練習から逃げようとしている。走り込みから逃げているせいか、練習中はお腹が出がち。ちなみに、チームの代表である、兼島翔太の双子の兄。プレイスタイルも顔も似ている。というより、ほぼ合同である。

野呂 昂輝(のろ こうき) 26歳。
三重県立菰野高等学校出身。F(フォワード)。中学1年生からバスケットボールを始める。製造業。仕事で、長期の休みを取ることができないため、世間が連休の時は病んでいる。

「リバウンドを制するものは試合を制す」と言わんばかりのリバウンド、スリーポイントシュートを決め打ち、粘り強いディフェンスなどのプレーでチームを支えている。体格も良く、当たり負けしない。跳躍力は例えるならば、桜木花道(身長189cm/指髙240~250cm程度)。走るトレーニングは嫌いで、意外にもドリブルが苦手という可愛らしさもある。どれだけ試合で活躍しても笑顔を見せないクールボーイ。メンバーはチームの勝利よりも野呂の笑顔を見たい。※リバウンドとは、シュートが外れたボールを掴み取る、あるいは味方選手に弾く行為のこと。

丹羽 謙吾(にわ けんご) 26歳。
海星高等学校出身(ハンドボール部)。SG(シューティングガード)。小学2年生からバスケットボールを始める。製造業。仕事で成果を出したらヨシヨシしてほしい。付き合いでゴルフにもハマっていたりと、ボールをとにかくゴールに入れる癖がある。

ディフェンスに定評がある。試合中、相手の攻めを完璧に読み切った時が一番気持ちがいい。シュートを打つ時のフォームは誰よりもキレイである。「ガリガリなので、大体競り負けます!」と、なぜか胸を張っている。年に1回入るか入らないかのミドルシュートに誇りを持つ。試合中の1対1は照れてしまうので苦手。意外にもチームをまとめるゲームキャプテンである。丹羽の「調子が悪い」は本当にポンコツだそう。定番の走る練習嫌いで、極力走らせないでほしい。あまり一緒に練習する時間を取れないチームだが、「試合には参加しよ?」と常々思っている。スッピン(ヒゲを剃った状態)を見せるのはやっぱり恥ずかしい。

塩崎 大志(しおざき だいし) 25歳。
三重県立桑名西高等学校出身。PG(ポイントガード)。小学6年生からバスケットボールを始める。営業職。普段関わることの無いタイプの人と出会えることが仕事の楽しいところ。稀に、ご機嫌斜めのお客様に理不尽なことばかり言われしょんぼりする。

誰よりもバスケットボールを楽しめることが強み。チームがボールを保持した瞬間に攻め込む速攻でのパスが得意。「ドリブルこそ、チビが生きる道」と言わんばかりのドリブル上手であり、巧みなボールさばきで相手を翻弄する。コミュニケーション能力が必要なポイントガード(PG)のポジションを担っていることもあってか、普段もコミュニケーション能力は高めである。いつもガヤを入れつつチームを楽しませており、バスケットボールのプレーよりもガヤで輝く。走る練習、走るトレーニングは全て嫌い。練習はそこそこで、まったりと社会人ならではのスポーツの楽しみ方をしている。

古市 睦(ふるいち とき) 26歳。
三重県立農芸高等学校出身。オールラウンダー。小学5年生からバスケットボールを始める。公務員。仕事柄、毎日の訓練で体がバキバキ。通勤はHONDAのバイクRebel250。

一番の強みは小さいこと。実はラグビー・ボクシング・アメフト・空手・水泳などの経験者。非常に多才で、「全てのプレーが得意」と豪語する。敵の視界から消えるほどの素速いドライブが持ち味。光の速さで走り回っているため、味方からももはや見えていない。常にすばしっこいところも特長である。私生活でも毎日予定を入れなければ気が済まないらしく、じっとしていられないところがプレーの全面に出ている。※ドライブとはオフェンスプレイヤーがドリブルによってディフェンスエリアに切り込み、ゴールに向かうプレーのこと。

普段の練習から、バスケットボールを楽しむことを大切にしているIEPのメンバーたち。終始ノリと勢いが崩れることはないが、ゴールを狙う瞬間は真剣そのものであり、雰囲気がガラリと変わる。

プレー中、バスケットボールで使用される基本的な動きはもちろん、技がいるようなプレーを数多く見せてくれた。色々な意味で見ている人も楽しませてくれる、とてもサービス精神旺盛なチームである。

林:「次、3対2で得点したチーム、ここぞとばかりに喜んでくれませんか?」
兼島(大):「あれやろうよ、跳ぶやつ。」
古市:「こういうやつね(ピョーン)」
ー得点後ー
塩崎:…い、いえーい!
丹羽:…ウェーイ…!
兼島(翔):いや、なんか違うくね?
古市:これ喜ぶの忘れる。
林:えーっと、そんなに嬉しくはないか…。

兼島(大):じゃあ逆に決められたら、ここぞとばかりに悔しがります。
林:いや悔しがりすぎ。

林:あの、回すやつ、できたりしますか?
兼島(大):はいはいはい。
兼島(翔):の、周りを俺が回るみたいな。
塩崎:どっちが回ってるか分からんな(?)
林:(確かにどっちでもいいな…(?))
※ 兼島(大)と兼島(翔)は双子です。

林:レイアップ、もう一回お願いします。ど正面からカメラいきます。
兼島(大):ーレイアップー
林:すご。ジョーダンやん…。
兼島(大):いや腹!…あの、なんとか隠しといてもらっていいですか?
一同:出過ぎ。
林:分かりました!なんとかしときます。
※そのまま使用しています。

林:シュートかドリブル得意な方やってもらってもいいですか?
丹羽:じゃあ…シュートかなぁ。
兼島(大):いったれいったれ。
塩崎:フォーム一番綺麗やもんな。
一同:確かに。
古市:髭もはえてるし。
一同:確かに。
林:(髭関係あんのかな…。)

林:次、とにかくはしゃいでください。
一同:はしゃぐ…⁉
林:はしゃぐ。
古市:この雰囲気でキツ。
林:いきますよー・・・はい、はしゃいで!
兼島(大):(ピョーンピョーンピョーン)

林:もっと跳んで!
一同:(ピョーンピョーンピョーン)
林:めちゃめちゃいいっす!もっといけますか!

一同:(ピョーンピョーンピョーンピョーン)
林:(大人がはしゃいでる姿、あんま見たくないかも。)