バインミー / フォー / チキンカレー
ベトナム料理はどれも魅力的。

中村紗也香さん

『にしまちバインミー』店主。

23歳の頃初めての一人旅でタイへ。
その後も毎年のようにタイに行き31歳でタイ長期滞在。35歳で初めてベトナムに行きバインミーに出会う。日本ではケーキ屋・カフェ・雑貨屋・服屋の仕事を経て、自身の店をオープンさせる。

バインミーとの出会いは、

ベトナム・ホーチミン。

ベトナムサンドイッチの店ということですが、紗也香さんが思うベトナムの魅力は何ですか?

フランスの植民地だったこともあり、西洋の文化も残っています。歴史的な建物が洋風だったり、バインミーのようにパンが美味しいのも、その名残りだと思います。ベトナムの調味料もどれも美味しく魅力的です。ご飯を食べに行くと山盛りのハーブが出てくるところも嬉しいです。
また、街にはポップで可愛い雑貨屋、内装がかわいいカフェなどがたくさんあります。カフェメニューも日本にはないものが多くて楽しいです。その中でもベトナムコーヒー、ヨーグルトコーヒーはとてもおすすめです。ベトナム料理はとても日本人に合うと思います。食事が美味しいのが1番の魅力です。

では、『にしまちバインミー』を始めたキッカケを教えてください。

はじめての海外旅行はタイでした。その後、一人で東南アジアを何度か旅をし、ベトナム・ホーチミンの屋台でバインミーに出会いました。軽くて食べやすく、洋風とエスニックがうまく混ざったような食べたことのないサンドイッチで、衝撃でした。そのはじめてのベトナムの旅では、一度しか食べる機会がなくバインミーが恋しくなり名古屋の専門店へ食べに行ったほどです。
「いつか、自分のお店を持ちたい。カフェをやってみたい」と思っていたので、バインミーと出会って、「バインミー屋を自分でやってみよう!!」と決めました。
その後はベトナムのハノイ、ダナン、ホイアンなど、各地を訪れバインミーを食べ歩きました。ホーチミンでは料理教室へ行きバインミーの具材の作り方をベトナム人の先生に教えてもらいました。帰国後、試作を繰り返して自信を持って出せるバインミーに辿り着きました。

いなべ市に移住、北勢町阿下喜の西町通りにお店を。

自分のお店をここで開こうと思ったのは、どうしてですか?

以前は四日市に住んでいましたが、数年前、父の病気をきっかけに両親が住むいなべ市に移住を決めました。阿下喜西町通りのノスタルジックな雰囲気に惹かれてここに決めました。お店の名前も西町通りにあるので、『にしまちバインミー』と名付けました。
また、すごい偶然なんですが大家さんのご家族がベトナムホーチミンで飲食店をされていて、仕入れなども手伝ってもらい、アドバイスもいただきながら開店への準備を進めることができました。

お店でこだわっている所は?

ベトナムハムやレバーペーストなど全ての具材が手作りです。バインミーのパンはにぎわいの森の『魔法のパン』さんにバインミー用に生地を配合して作ってもらっています。表面はパリッと、中はモチっと、歯切れの良いパンです。ベトナムらしさと日本人の口にも合うバインミーを意識して作っています。また提供の前にトースターで焼いて焼き立てを出しています。
店内に置いてある雑貨は夫婦2人の「好き!」と思えるもの、こだわったものを並べいています。店内の内装はできるところは全て2人で改装して作りました。家具やインテリアは友人が作ったものもあります。ベトナムや海外旅行気分を味わってもらえるような雰囲気を目指して、作りました。

最後に、ご夫婦で一緒にお店をしている点で、良い所や悪い所を教えてください。

良い点は、お互いの得意なことを活かしてお店をできることです。お店をしながら、それぞれが楽しいと思えることを見つけていきたいです。
悪い点は、どうしても意見がぶつかる時があり喧嘩になることもありますね。
常に一緒なので、仕事とプライベートの切り替えが難しいですが、お互いの時間も大事にしたいです。

INFORMATION

にしまちバインミー

いなべ市北勢町阿下喜1116-1
11:00-15:00
イートインラストオーダー14:00
テイクアウトラストオーダー15:00
火曜・水曜・木曜定休
0594-28-8446 電話予約可
https://nishimachi-banhmi.shopinfo.jp/
Instagram @nishimachi_banhmi

※お店の情報が変更になる場合がございます。詳しくは、各店のWebサイトやSNSでご確認ください。