コーヒーとお菓子と植物のお店
『COFFEE HOUSE PUNKT.』
阿下喜駅から少し歩くと見えてきたのは大きな壁画のあるお店。覗いてみると、いなべに新しい風を吹かせている松風カンパニーが手掛ける新店舗だった(松風カンパニーについては本誌の特集ページにて)。
ここ、『COFFEE HOUSE punkt.』は空き家をリノベーションして造られ、まるで子どもの頃に通った駄菓子屋を思わせるような温かみのある懐かしい雰囲気の佇まい。「ふらっと立ち寄れて、一息つける。そしてお客様のいろいろな場面にそっと寄り添える場所。その傍らに美味しい珈琲や気取らないフードがあれば最高」と、オーナーの松本さん。
店内はアートや植物が飾られて、穏やかな空間が広がっている。そして、カフェ特有の珈琲とスイーツの混じり合った心地良い香りに包まれると、一気にpunkt.の世界に入り込む。ワクワクを隠しきれないでいると、店長の韓さんが迎えてくれた。
韓さんは元々名古屋のカフェでメインパティシエとして働いていたが、松本さんに誘われてpunkt.へ転職。韓さんが手掛けるスイーツは、素材を活かす腕前にアイデアを加えることで、より新感覚の食感や味が楽しめて絶品。そしてスイーツに合わせていただける珈琲も、まろやかでとても飲みやすい。
阿下喜の町には食堂やギャラリーがあって、休憩がてら立ち寄れる美味しい珈琲を飲める場所もできた。魅力が増え続けるこの街に期待しつつ、また阿下喜へ遊びに来よう。

(左)店長の韓さん
アートや本の話
punkt.の目印でもある大きな壁画は、松本さんが岩田商店(お店の目の前にあるギャラリー)を通じて知り合ったアーティストの『tanaka gnarly』が描いた。まるで「HEY!」と吹き出しでもついていそうな絵は、阿下喜の街に集まる人々の交流を思わせる。
そして、お店の少し奥の方を覗くと、さまざまなジャンルの本が置かれている。「お客さんの中にはお店にある本を読んで過ごす方もいますよ。読んでるうちに気に入って購入されるお客さんもチラホラ」と韓さん。新しいカフェの形なのか、ただスイーツや珈琲を嗜むだけでなく、「ここに来て、続きが読みたくなる本を探そう」と思える素敵な場所となっていた。

punkt.では本も販売。

tanaka gnarlyのロングT-shirtsも販売。

お店の目印ともなるtanaka gnarlyが描いた壁画。

人気メニューの『チーズテリーヌ』。表面がキャラメリゼされていて、サクッとした食感を楽しめる。『本日の珈琲』を注文すると壁画と同じイラストのマグカップで提供してくれる。(写真入れる)

焼き菓子も販売しており、お家でもpunkt.の味が楽しめる。サクサクで甘すぎないクッキーはお店に行くたびについ手がのびる。(写真入れる)
INFORMATION
COFFEE HOUSE punkt.
OPEN / 8:30-18:00
CLOSE / 水・木・奇数月第二火曜日
instagram : punkt.coffee
※お店の情報が変更になる場合がございます。詳しくはHPや、SNSでご確認ください。

punkt. 併設店 個性溢れるお洒落な植物屋さん
フジモリ植物
お花屋さんでバイトをしていた店主の藤森さんが独立を目指すべく、松本さん(punkt.のオーナー)に声をかけたのがきっかけでできたお店。
他のお店では見かけない花や植物がLINEUPされており、気温が低いいなべでも育てられる植物を仕入れているそう。「お客様が花を育てる環境と同じ温度で売り、できるだけ長持ちさせたい」と、『フジモリ植物』ではキーパー(お花の冷蔵庫)を使っていない。藤森さんは「買った後もお客さんに寄り添って、植物のプロを増やしていきたい」と笑顔で話してくれた。

店主の藤森さん。

撮影日は3月下旬。春のお花のLINEUP。
\ご自宅の植物をお助け!/
GREENレスキュー
「葉が萎れてしまった」、「変色している」など、お家の植物に元気がなくて不安を感じたことはありませんか?
フジモリ植物では、お店に植物を持っていけば、無料相談や健康状態を診て処置を行うサービスがあります。相談と共に植物の育て方も詳しくレクチャーしてくれるので、気になる方はフジモリ植物へ!
※GREENレスキューについて詳しくはInstagramにて。
INFORMATION
フジモリ植物
CLOSE / 水・木・奇数月第二火曜日
instagram : fujimori_plants
※お店の情報が変更になる場合がございます。詳しくはHPや、SNSでご確認ください。