まず始めに2人の音楽に対するルーツを聞かせてください。また、K:reamを結成するまでは、それぞれどのような活動をされていましたか?

内川 僕はコブクロの存在が、音楽を始めたきっかけです。アコギ1本で活動していたので、フットワーク軽く路上ライブなどもしていました。

鶴田 父親のレコード、ビートルズやボブディランなどイギリスの古いロックを聴いていたので、僕の音楽人生はそこからきています。以前は僕がギターとボーカルでロックバンドを組んでいました。洋楽にとても影響を受けた楽曲が多く、三重でライブをしたこともあります。

ジャンルが違う2人がバンドを結成しようと思うきっかけはなんだったんですか?メジャーデビューまでの経緯も教えてください。

鶴田 お互い新しい音楽活動をしたいと思っていました。僕はボーカルを迎えて活動したいと考えていた中で一番いいボーカリストが内川でした。ジャンルは違うけれど、そこを考えずに内川の歌の力でやってみたいというのがありました。
知名度が上がらないまま活動を続けていた中、2019年秋に「See The Light」をラジオでオンエアしていただいた事で状況が変わり、今の事務所やチームと出会いK:reamを確立していけました。
2020年はコロナの影響で思うようにライブができず、楽曲制作・レコーディングを重ねていた中でメジャデビューが決まり、2021年2月3日に、EP『asymmetry』をユニバーサル ミュージックよりリリースしました。

2019年のワンライブでの感触はどうでしたか? また、2019年のライブと2020年のライブは違いましたか?

鶴田 2019年のライブは、冷静に自分たちの事を俯瞰してみることはできませんでした。ただただ、観客と繋がる喜びを強く感じられたライブでした。2020年11月の振替公演は、ライブができるという事の大切さをリアルに感じられたものでした。
大きく違ったのは、2019年はただがむしゃらにやっていましたが、2020年のワンマンは自分たちを素直に皆さんに届けられたなと思えるライブでした。

内川 僕は2020年11月のライブ後、ライブに対する想いの変化が大きかったです。ライブってやっぱり緊張するしワンマンをするまでは、実はライブが苦手だったんですが、(ここに居るみんながK:reamを見にきた)と思えた瞬間、皆さんのお陰で(今日はここに来てくれた人に、本当のK:reamを見てもらおう!)と覚醒することができたんです。

1stEP は演奏などに洋楽のエッセンスを強く感じました。 2ndEP は明るさが加わった感じがしたのですが、2枚の違いを教えてください。

鶴田 1枚目の『asymmetry』はK:reamの自分勝手さや傲慢さ、あえてトゲのある非対称な4曲を集め正反対な2人からなるバンドK:reamを表現した作品でした。
2枚目の『hologram』は僕らの曲を聴いてくれた人に変化があったら良いなと思う気持ちがあり、自分たちの楽曲を通して影響を及ぼしていきたいと選んだ4曲です。

内川 僕が全て詩を書いているんですけど、自分の細かい内面の変化が出ています。
1枚目はものすごく閉鎖的な曲が選ばれていますが、2枚目は閉鎖的ではあるんですけど、僕が歌っている相手=聴き手の人が、より(これって自分のこと言ってるのかな。)
とリンクしやすい詞が多く、それが曲にも表れているのかなと思っています。

2ndEP『hologram』収録曲について、 それぞれのエピソードを教えてください。

内川 制作期真っ只中で何日も寝てない時に急に頭が冴えちゃって、書き始めたのが「re:birth」です。鶴田さんが快眠明けで戻ってきた時に、僕はボロボロの状態で「re:birth」のワンコーラス持って待ってるという状態でした。僕はもう良いのか判断もつかない状況だったんですが、鶴田さんが「めっちゃいいじゃん。」と言ってくれたし、チームのみんなからも高評価でした。
面白いことに、「 Frantic -躁鬱- 」 も同時期にできたんです。真逆の曲にも思えますが、この二つは僕の中では双子のような作品で、例えば前日「今日は最高だ」と思っていても次の日「今日は最悪だ」と思うこともある。 それってどちらも僕なんですよね。

「 空白の春」はちょうど一年くらい前に書いた曲なんですが、緊急事態宣言が出たタイミングで、まさに今この瞬間を切り取りたくて書きました。また今も同じ状況で、家から出られず人とも会えないこの状況の中こんな風になってなかったらという虚無感を閉じ込めた曲です。だから今年同じように悩んでいる人達に少しでも届いたら良いなと思います。

鶴田 いつも僕は、まずイメージで曲を作ります。「Stars」は、この曲を通して幸せだなと思う瞬間がくればいいなと思って作ったので、いわば自分へのご褒美のようなものです。

内川 鶴田さんが良い曲をあげてきたので、一旦は体のいい詞を書いていたんですが、周りから「もっと私的な詞を書いても良いんじゃない?」という指摘を受け、もうただただピュアな気持ちを書きました。そしたら僕たち2人のピュアな部分が混じり合って、結果的にものすごく価値のあるものになったなと感じています。

最後に三重県で発行している本誌の読者のみなさんへメッセージをお願いします。

鶴田 プライベートではすごく遊びに行っています。三重でライブもしたいですし、名古屋のライブも来てくれたら嬉しいです。東海から一緒に盛り上げていけたら良いなと思っています。 

内川 三重は同じ東海エリアで、すごく仲間意識が僕らはあるのですが、三重の方はいかがでしょうか? 三重の方が自慢できるようなスーパースターになりますので、応援をよろしくお願いします!